「皮膚に太陽光線があたったときにできるビタミンDもD3だし、体内のビタミンDから作られた活性型のビタミンDなどもD3系が圧倒的に多いのでD3を飲んでいます。」

「なるほど」と町会長。

「D2も肝臓で水酸化され25(OH)D2になり、質的な差はないとされてはいますが、常識のある方には理解しがたい理由がもう一つあります。実は、薬とか食べ物を写真で見ただけで、自分に効くかどうか、どのくらいの量が必要か分かるのです。どちらも効く感じはするのですが、D3の方が少ない量で効く感じがします。」

「そうなんですか」と町会長。

「こういう感覚って客観的な正当性がないと思われがちですが、そうとも言えないところがあります。薬学的な超能力を持っている人は、何も聞かないでも、他人の好きな食べ物が分かるのです。家内も同じ能力を持っていたらしく、食事のとき出してくれるものが家族によって違っていました。」

「それでは、漢方薬なども、どれが効くか分かるのですか」と町会長。

「患者と漢方薬を見ればわかります。本人を見なくても写真を見ただけで分かります。漢方では、どの薬がいいか決めるとき、体質を表す『証』という概念が使われるのですが、あれは間違いです。漢方の効果は、脳に作用して経絡的な変化を起こすところにあるのですが、漢方薬を発明した古代中国人は、鍼灸のような経絡治療をしなかったために、漢方薬と経絡の関係を発見することができなかったようです。ウェブで「漢方薬 本」で画像検索すると、頭が固まって陰陽が分からなくなるほど強い陰のものばかりです。」

「それでは、漢方薬の本に書いてあることは間違いが多いということですか」と町会長。

「書いてあることが多くが正しくても、致命的な誤りがあると強い陰になります。しかし、漢方薬として使われているものは、昔から使っていて効果があるものばかりですから、証という方法論に誤りがあったとしても、漢方薬が効かないということではありません。」

「『漢方の効果は、脳に作用して経絡的な変化を起こす』と言うからには、鍼灸師がやるような経絡治療ができるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。毎日自分の体を経絡治療しています。最初は、赤外線レーザーを使った治療をやっていたのですが、ある時トルコ石が経絡に影響を与えることに気がつきました。驚いたことにレーザー針で治療するより、大きな変化が経絡に起こるのです。それに気がついてから、国内のウェブで手に入る強いパワーを持ったパワーストーンを買いあさりました。国内で手に入るパワーストーンの気の強さに限界を感じてからは、海外のパワーストーンを買いあさるようになったのですが、ある時、インドの老師が作った強いパワーが出るピラミッドを手に入れました。これがきっかけで、自分でピラミッドを作るようになり、現在も、自作のピラミッドを使って治療しています。」

「一度治療してもらうことはできないでしょうか」と町会長。

「申し訳ありませんが、現在治療しているのは自分の体だけで、他人の治療はしていません。」

「お子さんの治療もしないのですか」と町会長。

「親子は経絡に連動性があるので、親の経絡のバランスが取れていれば、子供は病気になりません。基本的には、親の経絡的変化が子に経絡的変化を起こしたり、子の経絡的変化が親に経絡的変化を引き起こすのですが、親は腎虚により体が硬くなっているので、子の経絡的変化は、親に大きな影響を与えないことが多いです。逆に、親が経絡的変化を起こすと子供の方が体が柔らかいので、親に起こったような変化が起こります。経絡的治療で動体視力が上がったとき、息子と卓球をやると、息子の動体視力が同じくらい上がったと思われるようなサーブを打ってきます。しかし、僕が若返ったようには若返らないので、同じレベルの経絡的変化は起こっていないようです。」 

「他人の治療をしないのは、何か理由があるのですか」と町会長。

2019/9/20

※この記事を書いた時点では、子の経絡的変化は、親に大きな変化を与えないと思っていたのですが、渡辺家の場合、子の経絡的変化の2分の1の変化が親に起ります。しかし、老化が進んで死に向かうような変化は感じないようになっているので、気がついたら思いっきり年を取っていたということになってしまうのです。親が子供に与える経絡的変化も2分の1です。しかし、親子の経絡の連動性は家系によって大きく異なることが分かっています。例えば、親子だけでなく、兄弟姉妹で経絡の連動性がある家系もあります。
※証にある程度の有効性があるのは、その漢方薬を始めて作った人と経絡的な問題が類似している人に効くためです。

2022/5/2